2009年07月08日
今回は、箸への名入れです。
エコブーム、マイ箸ブームで最近はご要望の多い加工内容の一つです。
まずは、箸を置くための治具をつくります。
コーレルドロー上で箸が入るようなサイズの長方形を赤色で描きます。
赤色は後にベクターカットで、箸が収まる部分になります。
箸の先の方は細くしておいた方が箸が安定して加工性が向上します。
次は、青色で名前をラスター加工(彫刻)する文字を入れる目安の部分を作ります。
今回、治具には木材を使いまいしたが厚紙でも十分保持が可能です。
加工用テーブルにはカッティング専用の*ハニカムテーブルを使いました。
*純正アクセサリー【ハニカムテーブル】
アルミ製のハニカム状のテーブルです。切断される素材の裏面への影響を最小限にとどめます。格子から吸気するバキューム構造になっていて、下降方向への空気の流れを作り、軽い材料の固定を行ったり加工で生じる粉塵や噴煙をスムーズに排出することが出来ます。
治具のレーザー加工後です。
治具へお箸をセットします。
加工条件は箸の硬さや材質の違いにもよりますが、参考までに今回の加工条件をのせておきます。
使用機器:VLS2.30 25W
ラスター加工、レーザー出力(Power)70 %、スピード(Speed)50 %、PPI(パルス密度)500、DPI 6
始めは出力を弱くして箸の彫り具合をみて、2度彫、3度彫と同じ場所を何度か加工することによって深さを調整する事もできます。
完成。
箸の名入れは、ソフト上(コ―レルドロー、イラストレーター等)でフォントや文字の大きさ、縦書き、横書き、左利き用、右利き用など細かく設定可能です。
漆の箸や、折りたたみ箸、エコブームでこれからマイ箸の需要はますます伸びていくと思います。
世界にただ一つだけの箸をレーザー彫刻してはいかがでしょうか。
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