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加工ブログ

画像マーキング


今回は、レーザーカッターでアルマイトに画像をマーキングしたいと思います。
レーザーカッターは単に文字を彫刻したり切り抜きをするだけでなく、画像をマーキングするのにも最適です。

データはユニバーサル社サンプル帳の中の一部を使用しています。
(データはレーザー加工用に変換済みです)。

5.jpg
早速、UCP(ユニバーサルコントロールパネル)データを送りました。


4.jpg
今回は、画像マーキングなので、スポット径の小さな1.5インチレンズを使用します。

P1080294.jpg
加工中の画像ですが、写りがいまいち良くなかったので、1枚だけになります。
アルマイト部分を剥離しています。

P1080297.jpg
UCP画面では加工の進捗にあわせて元の画像が現れてきます。

7.jpg
8.jpg
9.jpg
完成です。
赤ちゃんが気持ち良さそうに寝ていますね。

P1080307.jpg
P1080306.jpg
参考までに今回の加工条件を載せておきます。

ラスター加工
パワー:50%
スピード:100%
PPI:500

加工時間:3:47


新商品PLS6-MWの発表会

2011年06月09日

先日、ユニバーサルレーザシステムズのショールームにて、新商品となるPLS6-MWの発表会があったので参加してきました。

IMG_3325.jpg








































新機種は、プラットフォーム式でマルチ波長に対応するものです。

マルチ波長とは、下記3種類の異なる波長のレーザーを、発振器を載せ換えるだけで簡単に切り替えることができるレーザーです。

1.従来の波長の10.6ミクロンの光を発振するCO2レーザー
2.波長の1.06ミクロンのファイバーレーザー
3.波長の9.3ミクロンのCO2レーザー

まず、1.06ミクロンのファイバーレーザーは、様々な金属に直接レーザーマーキングをきれいに加工可能することが可能です。

下記写真のように!!マーキング跡は、絶対削り落とされません。

P1070994.jpg



























今までのCO2レーザーだと、金属への加工はMMCという薬剤を使用して焼付けのように行うことが多くありました。

しかし、この方法だと加工条件によっては、マーキング部分を硬い物で擦るとマーキング跡が削り落とされてしまうことがありました。

新しいファイバーレーザーでは、様々な金属に直接レーザーマーキングすることが可能になりましたので、MMC不要で加工跡も削れてしまうことがなくなりました。


また、CO2と違ってファイバーレーザーは、メンテナンスが極端に少なくなり省電力で加工ができるというメリットもあります。

9.3ミクロンのCO2レーザーは、従来の10.6ミクロンのCO2レーザーに比べ波長が短きため、薄いPETやABSシートをきれいに切断することが可能です

IMG_3336.jpg























また、この新しい加工機は、加工エリアを照らし出す照明が新しく追加され加工物をセッティングしやすくなりました。

IMG_3337.jpg






































波長の短いレーザーに対応するために、安全ガラス設計になっております。
レーザーを制御するためのドライバー(UCP)も新しくなり、解像度も最高2,000DPIまで設定可能になりました。

価格は、本体+発振機(ファイバーレーザー)で約780万円程度になる予定です。詳しいことについては、弊社までお問い合わせ下さい。


システム仕様
加工エリア 813 x 457mm (32 x 18 インチ)
最大部品サイズ 940 x 584 x 229mm (37 x 23 x 9 インチ)
サイズ 1118 x 991 x 914 mm (44 x 39 x 36 インチ) 
Front | Side | Back

回転機能 最大直径 203 mm (8 インチ)
電動式Z軸引き上げ機能 18 kg (40 ポンド)
使用できる焦点レンズ 2.0" MW (51 mm) *標準
4.0" MW (102 mm)
HPDFO MW 
レーザープラットフォームインターフェースパネル キーパッドと液晶ディスプレイで、作業中のファイル名、レーザー出力、彫刻スピード、PPIおよびランタイムを表示します。
OSの互換性 操作専用のPCが必要。
Windows XP/Vista/7 32/64 bitと互換性有り
PC接続 USB 2.0
レンズ保護 エアアシストオプション
キャビネットタイプ 据置型
1.06 µm (光ファイバ) 30 ワッツ
10.6 µm (CO2) 10, 25, 30, 40, 50, 60 75 ワッツ 
9.3 µm (CO2) 25, 50 ワッツ
本体重量 156 kg (345 ポンド)
所要電力 220V-240V/15A
排気接続 4インチ(102 mm)ポート2つ
6インチ静圧で500 CFM(1.5 kPaで850 m3/hr) 



今回は、クイックレーザーサンプル帳の無料貸し出しレンタルについて、ご案内いたします。
表紙は下記の写真のような感じになります。

IMG_7931.jpg





中身は、アクリル、二層板、木材、画像マーキング、皮革、石材・タイル、紙・布、金属まで、
幅広く一冊のサンプル帳にまとまっています。

IMG_7905.jpg

IMG_7924.jpg















































興味がございましたら、1週間無料で貸し出しさせて頂いておりますので、
弊社までお気軽にお問合せ下さい。

アスク工業株式会社 クイックレーザー事業部
TEL:026-221-2211





今回は、この写真をアクリルへレーザ-加工したいと思います。
DPP_0719.JPG

早速、弊社のレーザー加工用ソフト「ワンタッチレーザーフォト」でフィルターをかけます。
※木材とガラスへの対応が完了しました。

変換完了。自分でレーザー加工用に画像を変換していたころは変換に数時間かかることも
ありましたが、ワンタッチレーザーフォトのおかげで今ではわずか数分で変換が可能になりました。


外周を切断するためにコーレルドローでベクターデータ(赤線)を追加しました。
DPP_0805.JPG

これで準備完了です、いよいよ加工をスタートします。
 


今回は、アクリルを切断するので、照り返し防止の弊社考案の治具を使います。
左側が、アルミニウム、右側はアルマイト処理後です。(現在試作中)。
DPP_0764.JPG 



使い方は、下記のようになります。
上部を取り外してハニカムテーブルに直接差し込むことも可能です。
 
DPP_0767.JPG


今回は写真の彫刻なので、1.5インチレンズを使用します。
スポット径が小さい方が写真マーキングには適しています。
アクリルは、キャスト材2tです。
DPP_0725.JPG 


加工開始。
DPP_0734.JPG


 
加工中のUCP(レーザー用ドライバ)上の写真です。
どこまで加工したかが判るようになっています。
DPP_0802.JPG
 

ラスター加工終了ですが、ちょっとわかりずらいですね。
DPP_0738.JPG 


ベクター加工後は、切り離されてテーブルへ落下します。
DPP_0743.JPG 

加工終了
DPP_0760.JPG


アクリルの裏面から見ているため、オリジナル画像とは反転した状態となっています。
オリジナル画像と同じ向きにしたい場合は、ワンタッチレーザーフォト上であらかじめ画像を
反転させてから加工することも可能です。


アクリルへの画像加工は背景を黒くするとはっきりしますね。


 
参考までに今回の加工条件を載せておきます。
VLS2.30-30W 1.5インチレンズ、集塵器有。
ラスター:Power :40%、 Speed :100%、 PPI: 500、 DPI: 5
ベクター:Power :100%、 Speed :4.8%、 PPI: 1000、 DPI: 5
加工時間:11:17秒


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