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加工ブログ

アルミ(アルマイト)へのレーザーマーキング

2009年07月15日

今日は、金属へのレーザーマーキングです。
使用するのはアルマイトめっきされたアルミです。

残念ながら弊社のレーザーは金属の彫刻・切断は出力が小さいためできませんが、マーキングであれば非常に細かい加工も可能です。

今回は、アルマイトへの微細マーキングのため、*HPDFOレンズを使います。HPDFOレンズは、レーザービームを標準の2.0インチレンズの5倍まで絞り込むことができるユニバーサルレーザが誇る特許技術を使用しています。ビームをさらに絞り込む(*スポット径を小さくする)ことで、これまで以上に精密な加工を実現します。

*スポット径 
2.0インチ レンズ・・・・0.127mm
1.5インチ レンズ・・・・0.0762mm
HPDFO  レンズ・・・・0.0254mm

アルマイトへのレーザー加工の特徴としては、コンプレッサー及び集塵機が加工時に不要なこと、そして金属なので当然切断が不可、などが挙げられます。そのため今回はハニカムテーブルではなく、標準テーブルを使用しました。


加工前の状態
DPP_0001.JPG 

今回は黒くアルマイトされた板を使用しました。
他にも赤、青、緑など様々なアルマイト処理があるようです。


加工前のドライバ上のデータです。
今回はCorelDrawでデータを作成してから、ドライバにデータを送っています。
DPP_0001-1.JPG

 

参考までに今回の加工条件を載せておきます。
Power 60%、 Speed 20%、DPI 6 
使用機器:VLS2.30 - 25W
DPP_0007.JPG 


完成
DPP_0015.JPG


DPP_0019.JPG


アルマイトのみの加工でご購入をお考えの場合、レーザー加工機本体と、レンズ及びパソコンがあればすぐに営業可能です。ゴム、木材・アクリルなど集塵機・コンプレッサーが必須な素材に比べて初期費用に割安感があります。

アルマイトを使ったウェルカムボード・ペットタグ等にレーザーマーキングはいかがでしょうか。
サンプルをご希望の方はアスク工業までお問合せください。


おまけ

今回は、「いったいどのくらい(何ポイント)まで微細加工が可能なの?」というお客様のリクエストにお答えし、早速下の写真のような加工を追加しました。

写真下部分のポイント数を表す2の数字が、写真から読み取れるのがお分かりいただけますでしょうか。改めて、ユニバーサル社の特許技術HPDFOレンズのすごさに驚かされました。
 
DPP_0024.JPG

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