今日は、レーザー加工の定番ともいえます、アクリルへのレーザー加工を行っていきたいと思います。
写真データを使用して画像のマーキングを行います。
なお、使用する加工機はVLS2.30の30W加工機です。
アクリルの厚さは2mmのものを使用しました。
ドライバ上のデータです。
ドライバー上、黒がラスター加工、赤がベクター加工用データになります。
レーザー加工用に修正した写真データは、ソフト上やドライバ上では見た目がきれいではありません。また、ソフト上ではレーザーを照射する部分が黒色になっていますが、アクリルはその部分が白くなります。よって、ソフト上と製品では白黒反転した仕上がりになりますので、データを準備する際には間違えないようにしましょう。
加工中の画像です。
加工中は、レーザー光を凝視しないようにしましょう。
参考までに今回の加工条件を載せておきます。
VLS2.30-30W HPDFOレンズ エアー無し
アクリル(キャスト)2mm厚
Black: Power 15%、 Speed 20%、DPI 6
Red: Power100%、Speed 5.3%、PPI 1000
出来上がりました。
今回のデータはユニバーサル社提供のサンプルカット用データを利用しています。比較的ドットの粗いデータですが、HPDFOレンズを使用してよりきめの細かいマーキングを行うことも可能です。
写真の彫刻は、レーザー加工において大変魅力的な製品の一つですが、写真データをレーザー加工用に修正することが必要となります。画像データの変換や、フォトショップ、イラストレーター等のソフト上のテクニックが必要ですので、詳しくお知りになりたい方は弊社までお問い合わせください。