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1-Touch Laser Photo(TM)を使って風景写真をマーキング

2009年09月02日

今回は、ユニバーサル社が新しく開発しました写真加工用ソフト「1-Touch Laser Photo(TM)」をご案内したいと思います。

1-Touch Laser Photo(TM)は、お手持ちの写真データを綺麗にレーザー加工する為に開発されたULS独自の画像処理ソフトです。

今までは、レーザーを使って写真データの加工を行うには、様々な画像補正を行わなければ綺麗な仕上がりにならず、実質経験のある限られた方にしか行うことが出来ませんでした。

1-Touch Laser Photo(TM)は、誰でも写真データを簡単に加工できるようになる画期的なソフトです。なお、1-Touch Laser Photo(TM)は、現時点では英語のみでのご提供となります。



1-Touch Laser Photo(TM)の使い方を、ステップ4まで順を追ってご紹介していきます。
こちらが加工する写真です。材料はアルマイトプレートを使用します。
1img_4369-2.JPG


まずは、この写真を1-Touch Laser Photo(TM)で開きます。
 DPP_0148.JPG

これからいよいよ、写真データの加工に入ります。

ステップ1:
画像のサイズと向きを決める作業です。
元々の画像の高さ(Y軸の距離)は、541.8ミリでしたが、材料のサイズ50ミリへ合わせて高さを調整しました。(この時横幅(X軸の距離)は自動調整されます)

この際、ミラー反転や縦・横の向きを変更することも可能です。
 

ステップ2:
写真データを様々な形に切り出すステップです。
丸、四角、楕円から形状を選ぶことができます。
DPP_0145.JPG
 
切りとったところ。
DPP_0146.JPG

今回は形状の変更はしないで加工を行うことにします。
 
ステップ3:
データベースより加工する素材を選択します。
今回は加工する「アルマイト」を選択して、Apply Filterをクリックすると下の写真のように自動で画像変換されます。
DPP_0132.JPG

どうやら、素材に適した加工パターンにソフトが自動で変換してくれるようです。
現時点で、変換機能が用意されている素材は、タイル、大理石、アルマイト皮膜アルミニウム板、被服金属、アクリル板、ABS、革です。(木とガラス用フィルタは現在準備中のようです)

ステップ:4
直接出力(Print)か一旦保存(Save)かを選択します。

Printを選択した場合、下の写真のように印刷のダイアログボックスが表示されますので、プリンター一覧からVLS2.30を選択し出力することが可能です。
画像加工時に装飾や追加変更がない場合は、こちらの方法が便利です。

DPP_0150.JPG

 
Saveを選択した場合は、任意のフォルダーに変換後の画像ファイルを保存することができます。 
BMP, JPG, PNG, TIFFを選択可能です。


先ほどワンタッチレーザーフォトで保存したJPEGデータをCorelDrawで開きました。
この時サイズの変更やベクターデータの追加も、もちろん行えます。
DPP_0129.JPG 

以上で、加工用データの準備は完了です。



ここまで準備が整いましたらいよいよ実際の加工に移っていきますが、レンズは今回2.0インチ標準レンズではなく、写真の微細加工なのでHPDFOを使用しました。
DPP_0099.JPG

アルマイト場に照射されている赤い光は、レーザーではなく位置あわせ用のレッドポインターです。
 

加工中
DPP_0113.JPG

 
ドライバ上でも加工の仕上がりの進捗度に合わせて画像が表示されていきます。
DPP_0140.JPG


また、参考ですが画面右上の数字は、加工時間を計測しています。
 


完成
DPP_0126.JPG
 
これまでのレーザーでの写真加工は、イラストレーターやフォトショップでの画像処理が必要でしたが、今回はワンタッチというだけあり、ソフト上で画像を処理してくれましたので、非常に簡単に加工ができました。

最後に、参考ですが今回の加工条件を載せておきます。
VLS2.30-30W HPDFOレンズ エアー無し
ラスター加工: Power :40%、 Speed :100%、DPI: 5 加工時間4:08

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